立山黒部アルペンルートとは、長野県の扇沢駅から富山県の立山駅までの高低差の激しい北アルプスを様々な乗り物を駆使して巡る山岳観光ルートをいいます。
もともとは観光のために整備されたものではなく、歴史的な大事業である黒部ダム(黒四ダム)の建設や準備をするために整えられたものです。
このサイトでは、立山黒部アルペンルートのルートに沿って現役観光ガイドならでは視点から見どころを案内するとともに、より興味深く立山黒部アルペンルートを観光旅行していただくために黒部ダムの歴史についても詳しく記していきたいと思います。
アルペンルートには、2通りのルートがあります。
と言っても全然違うところを通る別々のルートがあるわけではなく、【1】富山県側から入るルートと【2】長野県側から入るルートの2通りです。
いずれから巡っても6つの乗り物を乗り継ぐことになります。
このサイトでは、その乗り物乗車時および乗り継ぎの際の駅に分けてその見どころ等をご案内致します。
2通りのルートのいずれで回っても8つの駅を経由します。
【富山県側から入るルート】
立山駅→美女平駅→室堂駅→大観峰駅→黒部平駅→黒部湖駅→黒部ダム駅→扇沢駅
【長野県側から入るルート】
扇沢駅→黒部ダム駅→黒部湖駅→黒部平駅→大観峰駅→室堂駅→美女平駅→立山駅
この黒部立山アルペンルートが作られた本来の目的は観光のためではありません。黒部ダム(黒四ダム)の建設のためです。
アルペンルートでは、全く景色の楽しめないトンネル内の移動がかなりあります。しかし、黒四ダム建設の多大な苦労を予め知っておくとトンネル移動も感慨深いものになります。
アルペンルートに行かれる予定の方は、是非ここで黒四ダム建設の歴史を学んでおくことをお勧めします。
旅行会社の団体ツアーに申し込む際、この宿泊地がどこかも案外重要です。
その訳をこのサイトでは詳らかにしていきます。ツアー代金が安いという理由だけでそのツアーに参加すると後で後悔することにもなりかねません。