標高3015mの立山に掘られたトンネル内を走るトロリーバスです。
トンネル内を走るため、景色をみることはできません。
室堂(室堂平)も大観峰も標高が高く景色がとてもよいところであるため、駅を降りてからの景色を存分に楽しんで下さい。
ちなみに、トロリーバスとは、バスの屋根の部分から結ばれた架線から電力で電気を供給し走るバスを言います。
かつては日本国内においても東京や横浜、川崎市、大阪、京都などで運行されていましたが、これらはすべて廃止。
現在日本国内で唯一残っているのが、ここ立山黒部アルペンルートの立山トンネルトロリーバスと関電トンネルトロリーバスのみとなっています。
景色は楽しめませんが、日本で唯一というトロリーバスに乗ることができるという点は見逃せません。
なお、この立山トンネルトロリーバスは3~5台連結して走ります。バスなのに電車のように連結して走るというのがアルペンルートのトロリーバスの特徴のひとつです。
【参考】
在りし日の横浜市営トロリーバス
この立山トンネルトロリーバスでも、全員座れるわけではありません。どの車両に乗ってもいいのですが、席が埋まった場合は立って次の駅に向かうことになります。
たとえ座れなかったとしてもたった10分です。あっという間に付きます。