この関電トンネルトロリーバスの通る「関電トンネル(大町トンネル)」こそ、映画「黒部の太陽」(1968年公開)の舞台になったトンネルです。
世紀の難工事と言われた黒部ダムの建設ですが、その中でも映画「黒部の太陽」はここ関電トンネル(大町トンネル)でのトンネル掘削が描かれています。
トンネル内を通る電気バス(2018年まではトロリーバス)ですので、景色を楽しむことはできません。
しかし、立山黒部アルペンルートを旅行する観光客の方は、昭和の男たちが挑んだ世紀の大事業を予備知識として学んでおかれると、より一層立山黒部アルペンルートを巡る旅行が感慨深いものになると思います。
バスは5~7台連なった状態で走ります。どのバスに乗っても大丈夫です。
それでも観光客が多いときは全員座れるわけではありません。
関電トロリーバスは2018年秋をもって廃止され、電気自動車化されました。
*トロリーバスも電気で走るのですが、分類上は電車とされており電気自動車ではありませんでした。いずれも排気ガスがトンネル内に充満することなく、環境保護の観点からクリーンな乗り物であることは変わりありません。