小川温泉は、富山県側から立山黒部アルペンルートに入るルートの出発点となる立山駅まで1時間半弱のところになります。
立山駅まで比較的近いところにあるため、旅行会社の団体旅行ツアーでも好んで利用されています。
小川温泉は箱根のような温泉郷があるのではなく、「ホテルおがわ」というホテルが1軒営業しているだけです(他にも系列ホテルはありますが団体旅行ツアーでは利用されません)。
その名の通り温泉です。
露天風呂は建物を出て少し歩かないといけないですが、富山市内に泊まるホテルは通常温泉ではありませんから温泉はとても貴重です。
ツアー代金にもよるでしょうが、このホテルの夕食はホテル立山よりも豪華と言えると思います。
*同じホテルを利用する複数の団体ツアーで旅行代金に差がある場合、料理のグレードに違いが出ることがあります。ツアー代金というのは、食事内容に正直に反映するのでご注意ください。
小川温泉は富山県にありますから、立山黒部アルペンルートに入る場合も富山県立山駅から入ります。
そうなると、ゴールとなるのは長野県の扇沢駅となります。
当たり前ですが、ツアーを終えて関東方面に帰る人にとっては、日本海に面している富山県側から帰るよりも長野県側から帰るほうが関東に近く帰りがラクです。
2015年3月に北陸新幹線が開通し、富山駅から新幹線で帰ることもできるようになりました。
ですから、新幹線で帰京する場合、今後は長野県から帰る場合も富山県側から帰る場合もそんなに大きく違いはないとも考えられます。
長野県側から帰る場合は、長野県の上田駅から新幹線に乗って東京方面に帰るツアーがほとんどです。
行きか帰りのいずれか一方でも上田駅を利用するツアーの場合、少しはツアー代金が安くなります。富山駅まで行くとその分新幹線に乗る距離が長くなり、それだけツアー代金が高くなります。
称名滝(しょうみょうだき)と立山駅は自動車で20分程度。
称名滝は350 mという日本一の落差を誇る滝です。国指定の名勝および天然記念物であり、日本の滝百選に選定されています。
称名滝は立山高原バスに乗っているときに遠くからみることができるのですが、ツアーの中にはこの称名滝に立ち寄るツアーもあります。
この称名滝に立ち寄るツアーは、富山県側から立山黒部アルペンルートに入るツアーに限られるようです。
特に関東地方に帰るツアーの場合、長野県側からアルペンルートに入ってからその後ここ称名滝に行く時間的余裕はありません。
称名滝に立ち寄るとなれば、富山県に宿泊していることが必要になります。