黒部ダム駅(標高1470m)は、関電トンネルトロリーバスによって扇沢駅と結ばれています。
長野県大町の扇沢駅側から立山黒部アルペンルートに入るルートでは、2つ目の駅となります。一方、富山県立山駅側から入るルートでは、ゴールとなる扇沢駅のひとつ前の駅です。
立山黒部アルペンルートでは様々な乗り物を乗り継ぎますが、この関電トンネルトロリーバスのみ関西電力の運営です。
残りの他の乗り物はすべて立山黒部貫光株式会社が運営しています。
黒部ダム駅での見どころは何と言っても黒部ダムです。
黒部ダム駅と黒部ケーブルカーの黒部湖駅とは、黒部ダムのえん堤の上を歩いて移動します。大量の水を堰き止めている黒部ダムは頑丈でないといけないため、他のダムとは比べ物にならないほど「分厚い」のです。
「分厚い」からこそ、そのダムの上を歩けるほどの「道路」幅があるのです。
↑黒部湖駅側から黒部ダム駅に向かって撮影
【注意点】
黒部湖駅と黒部ダム駅はダムの上を歩いて渡るだけの一本道です。迷うことはないのですが、写真を撮りながら歩いているうちに元の駅に戻ってしまう方がいます。冗談のような話ですが、よくあることです。ご注意ください。
黒部ダム名物「夏場の観光放水」を見るには、現在4ヶ所の展望スペースがあります。
高い所から順番に
4.新展望テラスは2016年6月に出来たばかりです。
【ダム展望台への行き方】
いずれの行き方を使っても階段を昇らないといけません。しかも、相当の段数の大階段です。そのため、普段から階段を使い慣れている方でないと上までたどりつけません。
一番高いところにあるダム展望台からは、黒部ダムの放水を見下ろすことになります。これに対し、新しく出来た新展望テラスからだと、目線の高さから放水を見ることができます。
なお、この虹は新展望テラスからだけでなく、晴れていれば多くの場所で見ることができます。